2050年代、私は70歳になっていた。
すっかり足腰も弱ってしまい、自力で歩くことは不可能。
しかし、この時代には一人一人にモビルスーツが支給されており、誰もが24時間着用している。
そのモビルスーツは、自力で歩けなくなっていてもスーツが勝手に歩いてくれるので、私は車椅子などを使うことなく、街でお買い物を楽しんで家に帰ってきた。ガショーン、ガショーンと音がするのが欠点。将来もっと性能のいいモビルスーツが開発されるだろう。

家に帰ると、ドアが住人を確認し、自動で閉けてくれる。
家の中では、ルンバが楽しそうにその辺を掃除している。2050年製のルンバは、床だけでなく形が自由自在に変形し、壁や冷蔵庫の後ろまで自由に入り込んで掃除してくれる。

家に帰ってしばらくすると、ドローンAIが家にやって来た。
ドローンAI「宅急便デス。kinbaサンアケテクダサイ。」
ドアが自動でバターンと開き、ドローンAIが荷物を置いていった。

さらにしばらくすると、モビルスーツが話しかけてきた。
スーツAI「kinbaサン、ソロソロ水分不足デス。補給シテクダサイ。」
そういえば喉が渇いたなと思い、水を飲む。
スーツAI「kinbaサン、運動不足デス。アト3000歩アルクコトヲオススメシマス」
私「うるさいな。ほっといてよ。」
スーツAI「kinbaサン、情緒不安定デス。安定ノオ手伝イシマス。コチラクラシックヲオススメシマス」
スーツAI「♪♪♬~♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦」
私「うるさい。私が良いって言うまで黙ってて。」
スーツAI「・・・・・・。」

~次の日~
私「ぎゃ~~~!!もうこんな時間じゃないの!今日用事あったのに、起こしてよ~!」
スーツAI「kinbaサン、黙ッテテト言ッテタノデ」
私「・・・・・・・・・。」

あれっ、おかしいな。AIとの快適ライフを妄想するつもりが、いつの間にか振り回されてるわ^^;
おバカだとAIも使いこなせないのかしら・・・。

それにしても、この想像力の乏しさよ・・・^^;