ジュリア・ロバーツが主演の映画です。
彼女の代表作といえばプリティウーマンだけど、私はこの作品が一番好き。

「ベストフレンズウェディング」という映画は1997年の作品で、私は確か二十歳くらいの時に観ました。
内容は、かつては恋人同士だった、ジュリアン(ジュリア・ロバーツ)とマイケルは、別れても親友同士。
いい年になっても独身同士なら、お互い結婚しようと言っていたけど、マイケルが突然結婚すると言い出したんですね。
しかも相手は自分よりも10歳近く(だったかな?)若い、20歳の女子大生キンバリー

ずっと友達と思っていたけど、いざマイケルが結婚するとなってから、マイケルのことをずっと好きだったことを自覚したジュリアン。
あの手この手で2人の結婚を邪魔しようとします。
阻止っていうより、2人に気づかれないように邪魔する感じ?^^;プライドかなぁ。

この邪魔の仕方が、憎たらしいレベルまで行くんだけど、ジュリア・ロバーツだとどこか憎めないんですよね。

さらに、ジュリアンの恋人のフリをして結婚式に同伴するのが、ジョージ
ジョージはイケメンで紳士的で理想の彼氏に見えるけれど、恋人にはなれない。なぜなら彼はゲイだから。
なので本当はジュリアンの恋人ではなく、良き友人、良き理解者って感じ。

この作品が素晴らしいのは、ジュリア・ロバーツがすごく良かったのと、音楽が素晴らしかったんです。
その曲名は、i say a little prayer。
原曲はこの映画よりもさらに30年くらい前の歌らしいですが、この映画にすごく合う歌で。

映画の途中で、マイケルとキンバリーの結婚前に親戚一同が集まって、テーブルで食事するんですが、このシーンがとても切ないです。
テーブル席は、大人数が座れる大テーブル。周りにもたくさん集まっていて、何十人といます。

そんな中、ジョージが恋人のフリをして、ジュリアンの耳元でささやくようにi say a little prayerの歌を歌います。
ヤキモチを焼かせたい気持ちよりも、自分に別の恋人がいるとはやっぱり思われたくないという戸惑いの表情を見せるジュリアン。
一方で、若いキンバリーに夢中に見えていたマイケルも、焦りを見せます。
ジュリアンとマイケルは、ずっとそばにいて親友同士で、元恋人同士で、言葉に出さなくてもお互いの事がわかりあえる。
なのに、このまま本当にお互い別のパートナーと結婚して、いいのだろうか・・・?

そんな二人の気持ちをよそに、i say a little prayerの歌を、ジュリアンの耳元で歌い続けるジョージと、マイケルに抱きついて楽しそうに歌うキンバリー。
やがてみんなが歌いだし、何十人での大合唱に。
演奏は古いピアノくらいしかないのに、大人数で名曲を大合唱すると、こんなに迫力があるんだなぁと思いました。
本当に、この2分の大合唱のために映画を観ても良いと思えるくらい素晴らしいです。

この話で好きだったのは、このテーブル席で焦りを見せたマイケルが、キンバリーとの結婚に悩み始めたのではないかと思っていたけど、実際は全くブレてなかったところ。
ジュリアンが別の男に取られるかもという焦りや悔しさはあったけど、キンバリーと結婚したい気持ちは揺るがなかった。
後からそれがわかって、せいせいするほどジュリアンは失恋するんですね。

でもまだそれに気がついていないジュリアンは、どんどん嫌がらせをエスカレートさせます。

ジョージはジュリアンに何度かアドバイスをしますが、最後に”諦めろ”と諭します。
中々諦めきれなかったジュリアンも、ようやく2人の結婚を祝福。

最後は、マイケルとキンバリーの結婚式の中で、一人ぽつんとテーブル席に座っているジュリアンに、ジョージが優しく声をかけ、2人でダンスを踊ります。
ここでかかっていた曲も、i say a little prayer。
すごく楽しそうなのに、めちゃくちゃ切ない~。
ジョージはまるで擬似恋人のように、見つめて、ささやいて、ダンスを踊りました。
その優しさに、ジュリアンは笑顔で応えるのでした。

私は20歳くらいで初めてこれを観た時に、「将来の私もこうであろう、こうでありたい」と思いました。
これからの自分の人生が失恋続きだってわかってたんですかね・・・。

印象的な映画でした。けど、それでも何年かすると忘れちゃって。

そして十数年後くらいに、また観ました。
最初は、「あれ?見覚えあるような・・・」で、テーブルの大合唱を観て、「これは昔好きだった映画!」と思い出したのです。
私はこの時、その役者がジュリア・ロバーツだと初めて知りましたw
20歳くらいのころは、ググることが出来なかったし、役者さんの名前を覚えようとも特に思わなかったしなぁ。

ところで、このi say a little prayerは、和訳すると「小さな願い」だそうです。
名作と名曲を思い出せて本当に良かった。