いやー金曜ロードショー、借りぐらしのアリエッティでしたね!
ジブリの中でも「借りぐらしのアリエッティ」は大好きです。

ただ世間的には、あまり評価は高くないようで。
それもわかる気がします。この作品は名作なんですけど、もう少し練り上げたら、もののけ姫以上の超名作になってたのに!と思わず言いたくなってしまいました。

借りぐらしのアリエッティは、94分間の作品なのですが、120分くらい必要だと思いました。
もしくは、借りぐらしを強いられていることによる人間と小人との葛藤を重きに置くか、
翔(しょう)とアリエッティとの恋心に重きを置くか、どちらかにすれば、94分でもよかったかもしれない。

私は後者を重きに置いて欲しいですけどね。
そうすることによって、エンディングの曲の素晴らしさと切なさが一層際立つと思いました。

やはりこの作品の素晴らしいところは、セシルさんの曲とアリエッティの世界観が見事にマッチしているところなんですよね。
ジブリの映像は言うまでもなく美しいし、これだけ揃っているのに・・・勿体無い・・・。と思ってしまって。

勝手に点数をつけるとしたら、もののけ姫は100点ですが、アリエッティは120点になれる作品だと思うんですよ。
もののけ姫は計算し尽くされている作品でジーンとくるんですけど、アリエッティは、心をグッと掴まされる感じ。
もののけ姫は泣きたくなるけど、アリエッティは思わず泣かされてしまうくらい。

私は大人になってから、この作品を観たので、勝手に脳内補填をしてエンディングを観ながら泣きましたが、子供の頃に観てたら2人の切なさとかが伝わらなくて、「??一体なんだったんだろう?」となっていたと思います。
子供は素直に観たままを感じますからね・・・。

そういえば、この作品の原作は「床下の小人たち」というタイトルなんだそうです。
それを「借りぐらしのアリエッティ」に変えるんだから、なんかもうセンスがすごいですよね・・・。

至るところにセンスを感じるのになぜ・・・。
ジブリは恋愛モノが苦手なのかしら・・・?とも思いましたが、「風立ちぬ」はバリバリの恋愛モノでしたしね。
(恋愛だけではないですが。)

ただ、アリエッティは翔に恋心を抱いていたように見えるけど、翔はそうではないかなと思いました。
自分を大きく変えてくれた大切な人だとは思っているけど。
アリエッティの恋心に気がついていたかどうかもわからないし・・・。
罪作りな男だね~コノォ~^^(←誰だよあんた^^;)

そういや、翔がいきなりダークな微笑みを浮かべながらびっくりするようなこと(アリエッティに向かって「君たちは滅び行く種族なんだよ」など。)を言うシーンがあって、唐突な感じは確かにしましたけど、このぐらいの年の子なら、そんなに珍しいことでもないと思う。
重い心臓病と手術前でナーバスになっていただろうし・・・。

アリエッティはエンディングがすごく素敵。
エンディング曲は数年前にアリエッティを見てから、ちょくちょく聴いてました^^

・・・と、ここまでが数年前に1回目を観た時の感想だったんですが、昨日金曜ロードショーで2回目観た時は「あー、やっぱりいいな」と思いました。

1回目観た時は、アリエッティと家族がいつも硬い表情をしていて、「深刻にとらえすぎじゃない?」と思っちゃってました。
でも1回目に観た時は、私自身が、アリエッティと翔の関係がどうなるのかに気を取られすぎました^^;
2回目をちゃんと観ると、小人たちが人間によるささいな行動とかでも命を脅かされることが、しっかり描かれていましたね・・・。

私たち人間から見たら、進撃の巨人みたいな存在なんでしょうね。
借りぐらしじゃなくてドロボーじゃんと言われていた行いも、周りの世界が巨大なものばかりで、生きることに精一杯な彼らには生産することが困難。
ちょっと拝借しながら生きていく生活は、仕方がなさそう。
それでも返せないのだから、”借り”ではないと思うけど。

あ、じゃあ借りぐらしではなく、”ちょっと拝借しますぐらしのアリエッティ”の方が正しいのかもw
タイトルのオシャレ感皆無になっちゃうけど・・・^^;

もう少しこうだったらなーってのはありますけど、やっぱりまた観たくなりますね。
再放送まだかなー、終わったばっかりだけど^^;