昨日ネットカフェで、恋は雨上がりのようにの最終巻を読みました。(ネタバレ有)
いつも通り速読(?)並みの速さで大慌てで読んだので、色々うろ覚えですが・・・。
好きな漫画なので、ちゃんと読みたかったんですけど、読みたい漫画いっぱいあって3時間で15冊読みたい!と思ったら結局急ぎで読んでしまいました。貧乏性め・・・。

読んだ感想としては、すごく良かったけど、残念?でした。
10巻を見た時、「えっ最終巻なの?!」って感じ。
だって、店長 と、アキラ やっと分かり会えたのに・・・。

良かったな、と思えたのは、最終巻のわりと初めの方で、店長がアキラに対して「橘さんと会うのは、これが最後のような気がする」と悟ったところですね。
2人はくっつくのだろうか?と最後まで引っ張るのではなく、2人は結局別々の道を歩むということが、冒頭でわかるパターンです。
この作者さんは、1つのエピソードをものすごーく長引かせたと思えば、不必要だと思うことはバサッと切ってしまうタイプなんでしょうね。

アキラは店長に、手編みのマフラーと手紙をプレゼントします。
店長は、手紙をじっと見ます。
アキラが「えっ今読むんですか?」と焦ると、店長も焦って「いやっ。後で見るから。」と返しました。
2人は、コタツで暖まった後、店長はアキラに家に帰れるか聞きますが、なんとなくまだ帰りたくなさそうなアキラを見て、初詣に誘いました。
アキラは喜んで初詣に。おみくじで「大吉」を引いて喜ぶアキラ。
初詣が終わって、今度こそ帰ろうと店長がすすめると、スマホのニュースで大雪で電車が止まっていることが判明。
アキラはそのニュースを店長に見せ「私は家に帰れないので、店長の家に帰りましょう!」と嬉しそうに店長に言いました。
一度は同意する店長。
ですが、駐車場に近づいてくると、店長は、「橘さんはやっぱり橘さんの家に帰ろう。」と。
アキラは困った顔をした後、「帰りたくありません。」と拒否。
店長に「車で橘さんの家まで送るから。」と言われても中々車に乗ろうとしないアキラ。
駐車場でウロウロしてみたり、地面を蹴ってみたり。
子供じみたことをしますよね~。でもアキラはそれが子供じみてると気がつかない。子供だから。
店長も本当はアキラを帰したくなかった。でも今ここで帰さなければ、一生帰したくなくなってしまう。
帰りたくないアキラと、帰したくない店長。
でも大人の店長が決断しなければならなかった。

店長「橘さんは、もう陸上で走りたくないの?」

そう言われて、ようやくアキラは渋々車に乗りました。

店長は諦めきれなかった小説の執筆を再開したことを話しました。

店長「結局、俺は文学を捨てる勇気がなかったんだ。」

アキラ「捨てなかった勇気じゃないんですか?」

店長は少し驚いて「僕、橘さんのそういう所が好きだよ。」とニコッと笑いました。
アキラは好きだと言われたことに焦り「今日の店長は何か変です!」と返すのが精一杯でした。

店長はさらに「今日は橘さんと話せて良かった。俺、きっと一生今日のことは忘れないんだろうな。」といつもと変わらない笑顔で続けました。

アキラ「私も一生忘れません!」

店長「橘さんは、忘れたっていいんだ。」

車から降りたアキラに店長は折りたたみ傘をプレゼントしました。
アキラは、「明日またガーデン(バイト先)で!」
と言って帰りました。

しかし結局アキラはバイトを辞めて陸上部に戻り、店長と会うことはなくなるのでした。

そしてその後、陸上部に戻ったアキラは、時期陸上部エースの子を破り、劇的な復活をしました。

一方で店長は小説の執筆を続け、何と芥川賞を受賞!! ・・・しませんでした^^;
芥川賞を受賞したのは、店長の親友で売れっ子小説家というオチ。

店長は空を見上げながら、アキラから貰った手紙のことを思い出しました。
(橘さんからもらった手紙はまだ見てないけど、今となってはもう見る必要ないな。それでいいんだ。)
アキラは今は別の人生を歩み、手紙の内容とは違うことを考えているだろうと悟るのでした。

一方でアキラは陸上部で練習後、練習場から少し離れて、店長からもらったあの折りたたみ傘を取り出しました。
こんなにいい天気の日にアキラがさした傘は・・・、日傘 でした。

店長はアキラへ傘をプレゼントした時に「橘さんに似合うと思って」と言って渡していました。
アキラはいつも雨の日に現れるけど、でも本当は青空が一番似合うのだと教えてくれたのでした。

個人的には、この終わり方は残念でしたね。
ご想像にお任せします感が多いなあ・・・。

美人女子高生のアキラが、なんの取り柄もない冴えない45歳のおじさんを好きになるという非現実設定から始まったのに、ラストは現実的な所で着地してしまったんですね・・・。こういう漫画ならリアリティーはそれほどこだわらないようにしていますが、最初と最後で方向性を変えるのはナシにして欲しかったわぁ・・・。
そうなると、アキラの恋愛感情とか、一生に一度レベルの恋心に見えたのに、何で??という感じになってしまいますが・・・。
まぁ、10代の恋愛感情ってあんな感じでしたっけね・・・?昔過ぎて忘れてしまった^^;

店長が「俺、きっと一生今日のことは忘れないんだろうな。」と言った所はじわーっとしました。
やっぱりアラフォーになると、店長の気持ちの方が全然わかるわぁ~。
店長もアキラも別れてしまうけど、アキラには次があり、店長は次はないだろうと悟り、今日のことを覚えておこうと覚悟を決めるんですね・・・。

店長の小説は賞は取れなかったけど、以前の巻で確か賞を取ったちひろが、「こんな売れるために作った、読者に媚びた小説で賞をとっても何にも嬉しくねーよ!」と言っていました。
(ん?言ってたのはアニメのオリジナル台詞のみだったかな?混同してるかも^^;)
ちひろはプロで期待されているから、今回も売れる小説を作って賞をとったけど、店長はきっと自分が書きたいことを貫いて、それは万人受けはしなかったのでしょう。
店長が賞をとれなかったのは一見バットエンドの様に見えるけど、実際は自由に書きたいことを伸び伸び書いている。
ハッピーエンドとはまで行かないけど、店長の性格を考えると、悪くない人生かなぁという風に見えましたね。

ただ、これだけ引っ張ったなら、ご想像にお任せしますではなく、10年後のアキラと店長がどうなったかとか描いて欲しかったですね。

うーん、もしくは時間が経ってから改めて読んでみると感想が変わることがあるんですよねぇ。
この漫画もそんな感じなのかな~?

プレゼントが日傘と、物持ちがいいもの(笑)だから、傘を見る度に店長を思い出すんじゃないかな・・・?とも思えますが・・・。
忘れてもいいんだとは言っていましたが、
忘れてもいいし、覚えててもいい、みたいな感じと私は解釈することにしましたね^^

アキラが美人過ぎてむずかった・・・。