20代の頃、とあるオンラインゲームに大ハマリしておりました。
最初にハマっていたのは妹で、私は手続き面倒そう~と思って横から見ているだけ。

しかし、妹が熱心にPLAYしているのを見て段々興味が沸いてきました。
でも、まだ面倒そうだなぁという気持ちが勝っていました。
パソコンに苦手意識が強かったんですよね私・・・。
高校生の頃に、「パソコンは頭の良い人だけが扱える代物だわ」というイメージが刷り込まれてしまった^^;

実際、妹に絶対ハマるからとオススメまでしてもらい、しかも段取りまでしてもらいながらも、まだハマりきれない私。
本当は一目見た時から興味があったのです。でも、オンラインゲームにハマりすぎるのが怖かった。

PLAYを始めた頃は、「戦士」でした。武器をブンブン振り回して。
その頃は30分ぐらいで飽きるほどでしたが・・・。
一番最初にハマったきっかけは、ヒーリングの魔法を唱えた時でした。
今でもハッキリ思い出せます。
ヒーリングの魔法の癒される音を聞いたとき、HPが回復しているのを見たとき、弾けるように一気に世界が広がりました。
そんなのを見たのは初めてじゃないのに、不思議な感覚ではありました。
でも当時(2000年頃)はオフラインゲームばかりで、オンラインゲームはまだまだ少なかった頃。
ヒーリングの魔法を唱えた時、すごく新鮮でした。
自分だけじゃなく、他のプレイヤーのHPも回復できる。
PLAY要素が無限大に広がって、じゃあオフラインゲームでは出来なかった、あんなことやこんなことが出来るようになるんだ~!と、とってもワクワクしました。

最初は妹のキャラを時々動かしているだけだったのですが、すぐに物足りなくなり自分用キャラを作りました。
同じパソコンで1時間交代とかでゲームしていたけど、それすら物足りなくなり、ついにゲーム機を購入。
仕事以外は、1日中オンラインゲームをしておりました。

当時のオンラインゲームは、アイテム課金とかではなかったので、いかに長時間PLAYできるか がキャラを強くする秘訣でした。・・・秘訣でも何でもないか^^;
私は20代の10年間、一番若くて良い時間を仕事以外はほとんどオンラインゲームに費やしておりましたが、全く後悔していないです。(さらに10代に頃はオフラインゲームばかり)私は20代の頃、職場とかで好きな人が出来ては失恋していましたが、このゲームのおかげで立ち直れたと言っても過言ではない。ゲームをPLAYしている時だけは自尊心が芽生え、ゲーム内では周りに遠慮もしなかった。コミュニケーション能力もゲーム内で学びました。(必要最小限ではありますが。)
ゲームで上手な立ち回りが出来た時は、「我ながらナイスだったなぁ~。大活躍だったなぁ~。」なんて思い返していました。
今、後悔していることと言えば、それをブログに残したり、動画に撮って残したりしなかったことです。
あの時の自分の神PLAYを、もう一度見たい!と、時々思うんですなぁ。

現実で馬鹿にされようが、役立たず扱いされようが、生理的に無理というリアクションをされようが、「どーでもいいや、今日はゲームで何のミッションしようかな~。」と考えないようになれた。
もしゲームがなければ、馬鹿にされたり役立たず扱いされたりした時にスルーできず、周りの人達と衝突しまくりな人生だったかもしれません。

そして私と似ても似つかぬ出来の良い妹が、本当に賢いんだな~とちゃんと自覚したのも、この頃だったかもしれません。
私の頭が悪すぎて、妹の賢さがイマイチよくわからんのです・・・。

オンラインゲームを何年もPLAYしていると、遂にチームを組んで、レアアイテムをドロップする強敵とも戦うようになります。
チームは私たちだけじゃなく、ライバルチームもいくつか。
このオンラインゲームは、「遊びじゃないから」と言われていたことも有名で、大人達が本気で競争し、失態をさらそうものなら2ちゃんねるに面白おかしく悪口を書かれるというオマケまで付いています。

失態というのは、「強敵に負けること」。
そもそも、強敵と戦えるチャンスが滅多にないけど・・・。

私や妹がいたチームは、元々は上手なプレイヤーが集まり、入隊希望も多かった。
なのに、外人プレイヤーが増え始めてから一気に衰退してしまいました。
全員ではありませんが、外人プレイヤーの中にはツールを使う人もいて、そのツールを使うと強敵が独占されてしまうのです。
(外国の方が回線が早いという情報もありました。)
強敵と戦う機会の95%以上を奪われ、「今時、外人チームに入らないヤツは情弱」など、散々な評価を2ちゃんねるで書かれるようになってしまい、一気に人数が減少。

ちょうどその頃、チームの1人から、外人チームの1人が動画を上げていると言っていたのを小耳にはさみ、動画を見たところ、10種類以上のツールが起動されていて、もはや別ゲーム の動画だった^^;
しかし私は、「キター!通報してやる!」と運営に通報。
(ツールは全部規約違反となっていたけど、ただし一番悪質な種類のツールの機動は確認できなかった。)
返事は「対応します。」と返ってきただけ。
1週間経過しても、1ヶ月経過しても動画主のキャラアカウントが残っている。
私は「通報したのに何でだろう?」とチームに聞いてみたところ、どうやら数日くらいだけログイン禁止にはなっていたらしい。 
私も、これはもう無理だ。と、チームを抜けようとしたけど、妹は頑なにチームから脱退しようとしなかった。
私がオンラインゲームに求めているのは、「ストレス発散」なので、馬鹿にされているチームに残るという選択肢は全くありません。
しかし妹は残ったメンバーと、追加メンバーを募集しながら存続することにしたのです。

厄介なことを・・・、と思いつつも、上手なプレイヤーばかりが集まっていて、ほとんど出番がなかった私も活躍できるかもしれないと思ったんですね。
しかも、残ると決めたのは妹。周りに馬鹿にされても、「妹がしつこくてさぁ~。仕方なく残ったんだ。」と言い訳出来るじゃないですか。(←最低な姉)

妹のすごい所は、機転が利き、臨機応変に戦闘を進めるのが、とても得意だったこと。
私以上に私の長所と短所をよく知っていた。
私は真逆で、機転はまったく利かないので、いつも綿密な計画を立て、プランA、B、Cみたいな感じで、プランAがダメだったらBにするなど、メモを見ながらPLAYするタイプ。
しかし、プランA・B・Cにない予想外なことが起こると、一気にパニックになってしまう・・・。

強敵を狙っているチームは、4チーム。
上位2チームは、毎日のように強敵を独占していたが、最弱チームの私たちが強敵を独占できるのは、100日に1回か2回くらい。
真面目に張り込みするのは私くらいだった。

そして強敵がポップ。今日もどうせダメだろうと思っていたら、戦闘権を得てしまった!
すぐにチームに声をかけるも、私はソロ状態。
妹は別の場所に張り込みに行っているため、合流に時間がかかる。

文字通り強敵なので、1人で倒すことは不可能。(15人ぐらい必要。)
しかもキープするにも、少なくとも3人以上は必要。
妹はすぐさま、「マラソンして!」と私に指示を出してきた。
これがすごく面白かった。

私「いやいやいや、絶対無理だから!合流に10分以上かかるでしょ?」

妹「やれ!」

マラソンとは、敵に自分を追いかけさせ、プレイヤーは逃げること。
逃げるため、攻撃を受けることがなく、ノーダメージで敵をキープすることができます。
距離を話しすぎると戦闘権利を失ってしまい、ライバルチームにとられてしまうので、距離を離さずに逃げる必要があります。
強敵はマラソンの難易度が高く、小距離の技・中距離の技・長距離の技をランダムに使ってくる上に、通常攻撃も交わさなければならないので、かなり難易度が高い。この強敵を1人マラソン出来たプレイヤーは、ほとんどいなかった。

妹は時々私の画面を見ながら、「今だ走れー!!!」と指示しながら、メンバーをかき集めた。
メンバーは半分以上が、「金葉のソロキープとか絶対無理でしょ・・・。」という空気の中、準備をして現地に向かってきた。
コツを掴んだ私は、徐々に支持がなくてもマラソンが出来るようになり、無事10分以上のマラソンに成功。

元々、毎日真面目に張り込みしていたおかげで(ゲームは遊びじゃないという信念(?)のもと)、失敗しているプレイヤーもたくさん見てきており、それも成功出来た理由の1つかもしれません。

しかし問題はそれだけに終わらず、集まったメンバーは、とても上手とは言えないばかりか、今日が初参加です^^のプレイヤーも5人くらいいた。
けど上手じゃないと思っていたのは、私やチームメンバーがお互いに抱いていたイメージだけであり、妹は持ってるジョブや、プレイヤーのプレイ時間などで判断し、さらに、みんなが上手だとは思っていなかったメンバー達の得意分野を見抜いており、勝てないと思っていた強敵の討伐にも成功。

勝った時は、かなり嬉しい。嬉しいけど何故勝てたのかイマイチわからないままw
戦闘終了から落ち着いてきて、ようやくログを見返して、「えー、この人こんな上手かったのーとか、こんな装備良かったの~!」と興奮が冷めやまなかった。
私以外のチームメンバーも同じで、必死にやってたら気がついたら勝ってたー!と楽しそうだった。
昔はずっと上手な人の邪魔をしないように控えめにしていたけど、控えめにしていたら勝てないから思い切ったことをしている人や、昔はずっと適当にしていたけど、勝てるか勝てないかの瀬戸際で、ものすごく集中したら実は上手い人だったんだなーとか。

”寄せ集めのメンバーで勝利する”というのは、この1度だけじゃなく、その後は結局解散してしまったけど、7回くらい奇跡が起きました。
レアアイテムを集めるのには決して効率が良いとは思えないし、7回の奇跡を起こすのに100倍以上悔しい思いをしましたが、これほどまで胸熱になれるとは・・・。

アラフォーになった今も後悔はしておらず、10代と20代は青春していたなぁ・・・と良い思い出になっています。ムフフ。
まぁリアルで話すとドン引き間違いなしなので、誰にも言ってませんが・・・。